いかに皮下脂肪をおとすか

2017/12/29
皮下脂肪をいかに早く落としていくか

今日は,きょうはいかに皮下脂肪を早く落としていくかのお話をします。

皮下脂肪と内臓脂肪の違い

体に溜まる脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2つの種類があります。同じ脂肪でも溜まる場所と役割にはさまざまな違いがありますので、まずはその違いについてみていきましょう。

・皮下脂肪

特に女性につきやすく、全身の皮膚の下につきやすい脂肪です。また、一度、皮下組織に蓄えられると分解されにくい性質も持っています。つまり、落としにくい脂肪ということです。

 

・内臓脂肪

内臓を囲むようにつく脂肪です。特に男性につきやすいといわれており、ポッコリお腹の原因でもあります。分解されやすく、比較的、落としやすい脂肪と言えます。

このように、一口に脂肪といっても役割やつき方が違ってくるため、それぞれ対策方法にも若干違いがでてきます。

皮下脂肪を効率的に燃焼させるためには?

皮下脂肪は内臓脂肪と違い、短期間での燃焼はなかなか難しいタイプの脂肪です。皮下脂肪を燃焼させ、減少させるためには、根気強く行なうことが重要となります。

・有酸素運動

摂取エネルギーより消費エネルギーを多くするためには運動をすることが大事。酸素を多く取り込む有酸素運動は、脳が脂肪を分解してエネルギーを生成するよう指令を出すきっかけとなります。脂肪を分解するにはリパーゼという酵素が必要です。このリパーゼを活性化させるためには、ノルアドレナリン、アドレナリン、副腎皮質刺激ホルモンなどのホルモン分泌が必須。このホルモン分泌を助けるのが有酸素運動なのです。

よく有酸素運動で皮下脂肪を燃焼させるためには20分以上継続して行なわないと、脂肪は燃焼されないと言いますが、実はこれは誤りです。有酸素運動で消費されるエネルギーは体脂肪よりも血液中の糖の方が優先して消費されるため、体脂肪を燃焼させたいなら20分以上継続した方がよいというところから生まれた定説。しかし、運動によって消費されるエネルギーは継続時間によってはっきり分かれているわけではないので、近年では20分以上でなくてもよいというのがスタンダードになりつつあります。つまり、20分継続して運動するのではなく、トータルで20分以上でもよいということです。

有酸素運動を行なう場合、気をつけなくてはならないのが激しすぎる運動をしないということ。体内に酸素を取り込み過ぎると、体内で活性酸素が増加しすぎて活性酸素を増やしてしまいます。活性酸素は老化の原因ともいわれています。普段、運動の習慣がない人がいきなり激しい運動をすると、白髪が増えるなど、急激な老化現象を招く恐れがありますので、注意してください。

・筋肉トレーニング

皮下脂肪を効率的に落としたいなら筋力を動かすことも重要です。筋力を動かし、基礎代謝をアップさせることで、脂肪の燃焼しやすい体質に改善する効果が高くなるといわれています。まずは無理のないウォーキングや日常動作で少しでも多く体を動かすことから始めましょう。また、有酸素運動と筋肉トレーニングを組み合わせることで脂肪燃焼効果はより高まります。

・リンパケア

筋肉などの組織間にたまったリンパ液を流すようにすること(リンパケア)で、新陳代謝がよくなります。これは、筋肉をゆるめることで間質リンパ液の分布が正常になり、体液の流れがよくなるからです。これにより老廃物の排泄もよくなるため、脂肪燃焼のきっかけになります。

皮下脂肪を燃焼させる方法は、大きく分けると4つあります。

 

一つ目は、誰でも思いつくことですが、有酸素運動をすることです。
今までは、有酸素運動は30分以上続けないと、皮下脂肪が燃焼されないと言われていました。
でも、その後の研究で、8分以上続ければ皮下脂肪が燃焼され始めるということが分かっています。
ですから、体を動かす人にとっては、一番効率よく、簡単に燃焼させることが出来る方法と言えるでしょう。

 

二つ目は、筋力をつけて脂肪を燃焼させやすい体にするということ。
筋肉を動かすためには、ものすごい量のエネルギーを必要とします。
つまり、筋肉がたくさん付いている人は、ちょっと体を動かすだけでもエネルギーを消費するので、皮下脂肪を燃焼しやすい身体になるんですね。

 

三つ目は、皮下脂肪が付いている部分を、マッサージなどで揉みほぐすということです。
体を揉みほぐすと、血液循環がアップして、血流が良くなります。
すると、代謝がアップするので、自然に皮下脂肪が燃焼されていくんです。

 

四つ目は、代謝をアップする成分を摂るということ。
カプサイシンなどは、脂肪を燃焼させる効果があります。
ですから、こういった成分を積極的に摂取することで、皮下脂肪を燃焼させることが出来るのですね。